漫画・本レビュー

男性の脳を理解する

ローアン・ブリゼンディーン 女性脳の特性と行動より

 

男性の脳では、ほとんどの感情は身体的な感覚というより合理的な思考の引き金になる。そして感情に対する男性の脳の典型的な反応は、なんとかしてそれを避けようということだ。

この本に登場する女性と男性が出会った時、女性側は相手が性急すぎると感じたがそれを伝えるのは容易ではなかった。女性は以前に人間関係で辛い思いをしたので、男性と付き合い始めた時にはまだびくびくしていたという。だが女性が正真正銘の恋愛恐怖症だという合図を出しているのに、男性は全く無頓着だった。3度目のデートで、男性は「君こそ自分が求めていた女性だと思う」と女性に告げた。二週間目には、一緒に暮らして将来のことを計画しようと提案した。その週にセラピーにやって来た女性はヘッドライトにすくんだシカのように怯えていた。

それから三週間目、男性は「結婚して家族を作りたい、自分が一生を共にしたいのは君だ」と断言した。女性は途端に真っ青になってトイレに駆け込んだ。パニックを起こした女性を見て初めて、男性は自分が急ぎすぎたと気づいた。

女性がわっと泣き出すと、男性の脳はようやく関心が向けられるが、涙はほとんどの場合、全く意外だと受け取られー男性は非常に落ち着かなくなる。研究者は、男性の脳は女性より長いプロセスを経なければ感情的な意味を理解できないと考えている。ところがほとんどの男性が時間をかけて理解したいとは思わない。そして時間がかかるから苛立つ。ケンブリッジ大学のサイモン・バロン=コーエンは、まさにこれがアスペルガー症候群の特徴である極端な男性脳を持つ男性たちに起こっていると考えている。彼らは表情を読むどころか見ることすらできない。他者の表情からの感情のインプットの量は。彼らの脳にとって耐え難い苦痛として受け止められる。

 

私は男性ですがこれを見てまず思ったのが、恋愛恐怖症は対人恐怖症のようなものから社交不安のようなものまで個人差が幅広くて、この女性の場合対人恐怖症に近いものを感じるんですね。以前の男性がジョーカーで他の男性なら大丈夫という考えは一般的な気がしないでもないですが対人恐怖症のような感情を一度フラットにしてからカードを引くというのも手かなと思うところです。

勿論恋愛は突然で、待った無しでカードを引くこともありますし、準備をしたところでまたジョーカーを引くことになる場合だってあります。ですが、アスペ気味あるいはアスペの人イコールジョーカーじゃなくて、ほとんどの男性がそういうアスペ的な要素を有していると思うんですね。 ”男は背中で語る” とか正にアスペ。問題はその要素をどう受け入れるかあるいはどう認識させるかだと思うんです。

一見難しいように思えますし『この男性脳がナマ言いやがって』と思われるかもしれませんが簡単です。受け入れる方法は、ここはちょっとアスペ気味だけど家事手伝ってくれるからOK的な割り切りと、認識させるのは泣いたり怒ったり直接思いを伝えたりですね。対人恐怖症のような方だと認識させるのは難しいでしょうが、長いプロセスを経なければ感情的な意味を理解できないのが男性なので結局のところ我慢するか認識させるかの2択なんです。そう考えると我慢の選択は絶対にあり得ないんでセラピーに行く前に認識させられる確率はずっと高くなります。

と、簡単に言いましたけどその2択を踏まえて改めてやっぱり克服しないまでも対人恐怖症のような症状を治す努力はしたほうが良さそうです。そうしないと必要以上に我慢したり我慢が爆発しかねませんので・・・・・・

 

対人恐怖症寄りの方のために対人恐怖症について (Wiki)

対人場面で不当な不安や緊張が生じて、嫌がられるのでは、不快感を与えるのではと考え、対人関係から身を引こうとする神経症の一種であるとされる。『精神障害の診断と統計マニュアル』第4版には、診断基準ではないが、特徴が記され、外見、臭い、表情、しぐさなどが他人を不快にするのではという恐怖であり、社交不安と似ているとしている。

あがり症とも呼ばれる。例えば、他人の前での失敗経験などをきっかけに、人前で症状が出ることを極度に恐れ、他者の目の前で極度の緊張にさいなまれる。思春期にはよく見られ、軽いものは自然に治ってしまう。一方で、社会生活に支障をきたすほど不安が高まってしまう場合、神経症として治療が必要である。軽度のものをあがり症や舞台恐怖と呼び、ひきこもりを伴うなど社会的生活に支障をきたすほど重度のものを「対人恐怖症」と呼ぶ傾向があるが、厳密に区別する定義はなく、その根本は同じと考えられる。よって本記事では同様の症状として扱う。

対人恐怖症の症状は様々ですので自分が当てはまりそうな症状を探して対処法を調べるのもいいかもしれません。下記URLから対人恐怖症ページへ。

https://ja.wikipedia.org/wiki/対人恐怖症