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地球平面説 レビュー

ネット社会だからこそ気をつけたい

大昔に流行っていた地球平面説がなぜ今更このご時世にもてはやされるようになったのでしょうか。物理学者や宇宙学者の悪ふざけなのでしょうか、頭のいい学生特有の馬鹿げたジョークなのでしょうか。調べてみるとネット社会だからこそ起こった悪質なデマの拡散でした。

 

宗教とネット

日本人の私たちは特に地球平面説について冷静に見れるはずです。それは宗教は教養だと割り切った考えを持っている人がほとんどで、会員になったり洗礼を受けて入信することはある意味では一般的ではないからです。
地球平面説と宗教を同列の問題として扱うのは不適切だと思われる方もいらっしゃるでしょうが、ソーシャルメディアとインターネットは、志を同じくする理論家がお互いにつながりやすくなり、相互に信念を強化することを物凄く容易にしました。
例えば極端な話、怪しい宗教活動家がネットで、有る事無い事を発信しそれを見たユーザーがそれに賛同してしまった時点で会員になったり入信したも同然なのです。それは宗教に限ったことではないのですが、そういう布教じみた拡散を手軽に行えてしまうことが恐ろしくて、また、単純に一般的だというところもゲートウェイドラッグ的な恐ろしさがあります。

それでも自分の興味がある事柄や正義感みたいなものは尊重しますし、なんなら好きなアーティストの信者にだってなります。それは間違いではないのですけれども、好きなアーティストが政治問題や、なんらかの説についてイエス・ノーをジャッジしたときに『それは私の問題ではない』と割り切ることができるでしょうか。必ず割り切れない人が出てくるんです。それと地球平面説の問題は似ていて刺激を求めるのはいいのですけれど、行き過ぎると白い目で見られたり場合によっては排除の対象になっちゃいますよね。

YouTubeは、プラットフォームを通じて誤報や陰謀説の拡散を許可したという批判に直面していて、2019年YouTubeは、フラットアースを含む陰謀説に基づいて、動画の配信を減らすためにソフトウェアを変更していると述べました。これが答えのようなもので、本来は不利益が出る前に気づくべきなのですが、不利益が出たら『社会的にノーなんだ』と気づくべきなんです。
ただ、そうは言ってもオフラインでのコミュニティの力が強いグループ(宗教など)は排除や規制をきっかけにさらに刺激を求める傾向があり、陰謀説の拡散やデモのような行為がエスカレートしてしまう可能性もありますので、どうやって気づかせるかがこれからも課題になるでしょう。

 

結論

地球平面説が盛大な誤報や陰謀説の拡散ということは知っていただけたかと思いますが、それでも本当に誤報や陰謀説なのだろうか?と疑問に思われる方もいらっしゃるかと思いますし、単に刺激を求めたいという方もいらっしゃるかと思います。そういう方たちに特に気をつけていただきたいポイントは、自分のコミュニティを大切にしてくださいということです。オフラインでもオンラインでも人とのつながりは重要ですが、それ以上かそれと同じくらい発言や行動は重要です。当たり前なのですけれど、行き過ぎると盲目になりがちなんで、その行き過ぎがコミュニティ破壊を招いたり思わぬトラブルの原因になったりしますからぜひ心がけていただきたいと思います。

 

終わりに

地球は球で平ではない説明をしないのは皆さんが説明できるように、今更私が説明する必要がないからです。